地下埋設管の近接する場所において何らかの工事が行われる場合等、その既設埋設管に対する影響(沈下及び隆起)を地上面から簡単に測定できる器具が沈下測定棒です。(不等地盤沈下にともなう埋設管への影響の調査も同等)
あらかじめ、埋設時にバンド式で測定器具を立ち上げておけばよいのですが、そうもいかない。推進工法で施工されたり、予期しない隣接工事や液状化等による地盤の不等沈下などあとから測定の必要性がでてきます。このようなときに威力を発揮するのが、非開削(φ125の掘削孔のみ)で簡単に測定棒が設置できるラクチンボウ工法です。
施工手順にしたがって簡単に説明しています。(これまで同様に写真上にマウスポインタを移動させクリックすると拡大して見ることができます)
*平成8年以降6000箇所以上の施工事例がありますが、この沈下測定棒の開発の経緯もあり、ガス管に設置する割合が多くなっています。このような理由(観測の必要性がなくなればキチンと撤去しなくちゃなりませんし)もあって測定棒の先端が特殊マグネット(かなり、強烈です!)になっています。
それでは、
設置対象管がコンクリート管(HP)や塩ビ管の場合はどうするか?
そんな場合は、
対象管に円形の鉄片(φ35mmの特殊加工ワッシャ)を専用接着剤で貼り付け、その鉄片に沈下測定棒を着磁させます。
これにて、ラクチンボウ工法の説明は終了です。
事業内容[ラクチンボウ工法] |