取付管推進工法としてのグッドモール工法

 取付管推進といっても多種多様な工法があるんだけれども、施工の流れについてはほとんどの工法が下記のようにになってます。

[1]推進機を設置固定する
[2]鞘管を推進し、本管へ到達させる
[3]鞘管内の土砂を排出する
[4]本管コアを削孔する
[5]支管・塩ビ管を挿入し接合固定する
[6]鞘管と塩ビ管との空隙を埋める

 グッドモールとて例外ではないのです、この点については。となれば工法の種類に関係なく、具体的な施工現場での職長(親方)ないし個々の作業員の質が取付管の品質の良し悪しを大きく左右することになるよね。工法もしくは開発された推進機それ自体が仕事をしてくれるわけではないのだから。良き仕事を成す人はどのような工法を採用しようがやはり良き仕事をやり遂げるに違いありません。
 地研開発も良き仕事人の集団となるべく精進してます。推進機を購入し複数の工法研究会に所属して、日夜施工に励んでる業者も数多くあるようですね。
(通信販売で購入した健康器具よろしく、倉庫に眠ったままの機械があるやも知れませんが…)
 ここに数ある「~モール」に加えて新たに「グッドモール工法」を提起し、推進機としてルーキーシリーズを開発・製造、さらに支管接続に関して「ジャストフィットシステム」及び「免震継手(DJB)」を開発・製造し施工してきたのはいかなる理由によるものか?

「そんなもん、食ってくためにはあったりまえやないか!」
 
「単に、技術開発が社長の趣味で、たまたまその才能がポロポロってこぼれただけやないの?」
とかなんとか的を射る意見も多々ありまするが、公には次のように申さねば気がすみません!)
すなは-ち、

施工周辺環境域への適応とコストの削減であり、
施工者及び発注者双方が満足する品質の確保である。

 そう、この「施工者および発注者双方が満足する品質の確保」の観点から上記施工の流れに即してグッドモール工法の特徴を述べることにしよーっと!


グッドモールの特徴

[1]「推進機を設置固定する」の項

 なんてったって、「小さい」のです。何が?って…推進機がです。

 ガイド管の推進角度にもよるけれど、水平推進として推進機を設置する場合2号人孔からの推進が可能です。小さい立坑から発進できりゃ良いっつうーもんじゃないけれど、できるにこしたあことたあない(下段サムネイル右端上から3段目をクリックしてみて!、・・・・・・・こんたら狭いところからでもやらにゃいかんときもある)。具体的な推進角度に基づく最低限必要とされる立坑の大きさについては施工前にキッチリ打ち合わせいたしやしょう!
 
「2号人孔からの発進」と申しましたが…ここだけの話…1号人孔からの発進も可能な推進機も開発・製造して施工に励んでいます。その名も(機械の名称とはどう考えても思えませんが)、「ホールインワン」と申します!

施工現場において推進機がどれ程の大きさであるのかを知るための目安となるであろう写真
ルーキー
ST250
ルーキー
10-08
ルーキー
14-08
ルーキー
14-14
2号人孔発進
及び
Φ1500立坑
発進
*上には掲載してませんがタイガーST800っつうのもあるでよ!さすがにこれは小さくはないです(まっ、多目的に特殊な取り付けやらなんやら、それなりに活躍中!)
 真中あたりに鎮座しとるんがメンテナンス中の、言わないと知られない「タイガーST800」(赤くてぺチャッとしたやつです・・・決して立坑築造機ではないのです。これでも架台にセットして斜推進もするのです)ちなみに、その左に見えるはグリーンモール工法専用機
 ほいでもって、取付管の布設という性格上、φ100~200程度の塩ビ管の設置ということになるのだけれど…それ、φ300だのφ400だの~だのとご相談を賜っちゃうわけで…賜っちゃうとどういう訳か、地研開発は応えてしまうわけで…
 いつの間にやら
600Aのガイド管まで推進可能な「ルーキー24-40」まで開発・製造しちゃいました、ハハっ!
 それと、地研開発では「何はともあれ【安全・確実】&【しなやかでさりげない】施工」に心血注いじゃってるわけですが、施工場所によっては力勝負を挑んでくる処(地盤地質条件)がございまして、そのような場合に適応すべく〔
SPW-12-12〕なる推進機を導入しました。「ホールインワン」とともに掲載しておきますのでご参考までに、どうぞー!
ルーキー24-40
適用ガイド管径:
400A、500A、600A
鉛直~水平まで推進角度は任意!
(若干の逆勾配可)
ホールーインワン
適用ガイド管径:250A
推進角度は45°~水平
(若干の逆勾配可)
左記施工写真はタイガーST800推進による800Aのガイド管内からの発進
SPW12-12
適用ガイド管径:
200A、250A、300A
鉛直~水平まで推進角度は任意!
とまぁ、こんな具合ですっ!

 そうそう、推進機の固定には必ずしも溶接を必要とはいたしませんの。手動で張ったり、実装の油圧ジャッキを使用したり、機種によりけりやね。

 付記:上記掲載の「ルーキーST250」&「ルーキー10-08」は【ナイスボーイシリーズ】の開発・製造に伴いその役割を果たしきり、御役御免となりました(本体部品は解体の後、余すところなく他の機械器具の部品として大切に扱いますからね!いやー、お疲れ、お疲れ!)
 本来なら、削除対象ではあるけれど、これまでの地研開発に対する貢献を称えて、もう暫くの間、掲載しておいてア・ゲ・ル…うふっ!

 

[2]「鞘管を推進し、本管へ到達させる」の項
[3]「鞘管内の土砂を排出する」の項

グッドモール工法においては鞘管の推進と管内土砂の排出は同時並行で作業が進められることが多いんです。
よって[2][3]まとめてとりあげます。(けっして横着こいてるわけじゃありません!)

 グッドモールでは鞘管には[配管用炭素鋼管SGP-E-G]を1.0mを標準として(施工現場環境によっては0.5m、0.25mも使用)両ねじ切り加工したものをガイド管の名称で使用しています。

取付管
(塩ビ管)径
使用標準
ガイド管
呼び径 外径
100 250 267.4
150 250/300 267.4/318.5
200 300/350 318.5/355.6
250 350 355.6
【ルーキー14-08】および【ルーキー14-14】はすべてのガイド管径に対応しちゃってます。
ちなみに、上記2機種についてはガイド管50A/100A/150A/200Aも推進可能です。
(この場合のガイド管の使用目的は取付管というよりはケーブルのための防護管であったり、探査目的のためであったりするわけですが…)
【ルーキー24-40】については400A、500A、600Aの3種類
【ホールインワン】については250Aのみ
【SPW12-12】については200A、250A、300Aの3種類
【タイガーST800】の使用によりガイド管(
500A/800A)の推進も可よ。

 推進機のセットが完了したらいよいよガイド管を推進するのですが、

グッドモール工法のガイド管推進はウォータージェトによる水力切削でj地山の許す範囲内で若干の先掘りとともに、管内土砂を泥水化しバキュームで吸引して、そんでもってガイド管をギューッと圧入するんだな、な、な・・・・・・・・・ハイ!。

*水力切削における水圧は通常で8~12kgf/c㎡
*圧入(推進力)は最大で
14t〔24-40タイプで40t〕

 圧入が先か土砂の排出(以後面倒臭いので排土と言うど)が先か?それが問題だ!現場の施工者に聞いてみよーっと。

現場一の若造こと「支絵井楠飛矢君」曰く、
「そんなもん、なーんも問題ないやんか!設計図書及び打ち合わせ等により埋設物は無い・・・そんでもって推せるなら推進予定距離の50~60cm手前まで推して排土、先掘りかけて本管を確認後に到達・・・てなもんやサンドガサ!」
現場一の歳造こと「ヒジカタさん」曰く、
「いやー若造、いいこと言うじゃあーりませんか!「先掘りかけて」ってーのがいいねえ!ヤマが自立しておるのが前提じゃが、埋設物の近くを通過せにゃならん場合もあるでよ。そんなときこそ水力切削とバキューム吸引でガイド管の前方を先掘りして、何もないことを確認してから、かつ目視しながらガイド管を圧入できるってのがいいねえ!」

 次に、障害物に遭遇したらどないしょうか?

 巨礫・玉石については特殊小道具を使用してイッショケンメイ取り出す。左写真のように縦推進の場合、推進機設置前に路盤・路床を掘削するので問題はアマリない。斜・横推進の場合はガイド管径以内の礫径であれば取り込んで拾い上げる。
 松杭のような場合、到達側の状況にもよるけれどそのまま押し切ったり、特殊小道具を使って切ったりして推進することになる。
■ガイド管径よりデカイ礫・玉石なんかはどないすんねん?
 
「そこはそれ、水力切削やからね。先掘りかけて横や下に穴をこしらえて、こそこそっと移動させちゃうんだな」
■PC杭なんぞは?

 「2工程で推すどー!すなはち、一回り大きいガイド管で推進してダイヤモンドコアカッターで切断してその中に予定のガイド管を推していくんやな」
 「もしくは奥の手を使うんや!ガイド管を4分の1角でキュイキュイっと回して切ってしまうんやな、この場合ガイド管の先端に
メタルクラウンをつけとかなあかんけどな」
メタルクラウン

 さて、いよいよ本管に到達・・・・・・んがしかし・・・・・うっ!・・・ハズレ?

 100発99中のグッドモール工法ですら狙いからズレることもありうるのです。
(施工者の怠慢でズレただとー、クッソー、減給だ!減給!)
 人孔がすんごーく遠かったり、土被りが正確に把握できなかったり、本管が弛んでいたり
(弛んどるぞ!コラー!)、カーブしたり、シュートしたり、フォークしてたり、推進管で途中に中押管があったり、とにもかくにも事実としてズレるもしくはジョイントに的中してしまう。
 こんたらとき、グッドモールはどうするー?

■特にここでは、取付対象本管がφ200の塩ビ管もしくはφ250のHP管にφ150の取付管を接合するという場合等、取付対象本管径が小口径の場合を想定していることはいうまでもありません。(グッドモールが最も得意とする分野やね!)

 ガイド管を引き抜くのでーす。
そんでもって、も一回推進するだよーん!

何がなんでもキッチリ、ガッチリ施工するんだもんねー!!

 次の事実が重要です。

 当然、このままでは取り付けられないのでガイド管を引き抜くのです。ただーし、この場合抜いた後の空隙を砂埋めしておくなり、注入剤を充填しながら抜くなり、何らかの養生が必要であれば対処しておくことはいうまでもありません。(けっこうこれが面倒なんですが・・・やるこたあきちっとやっとかんとな!)
 ガイド管の引き抜き完了後、推進角度の補正をおこない、再推進!!
(角度の補正だけですむ場合は
推進機の固定を解放する必要はありません。この点は施工者にとって優しいかつ扱いやすい仕様となってます・・・あー、アリガタイ、アリガタイ!
 ジョイントに的中等、法線を変更する必要が生じた場合はもうこりゃーしょうがない。推進機の固定を解放し再度設置をするしかないわな。

(短距離でムリムリ、カーブかけたりシュートかけたりでけへんもんな。何か良い方法を考えついた人は連絡ください。情報提供者には、サイト管理者より賛辞一封さしあげましょう。)

■ちなみに地上から発進する場合(取付管の角度が鉛直方向から15度程度)は取付終了後、ガイド管は引き抜き撤去が標準です。

 本管に到達、コア削孔か?チョッとその前に・・・

 取付対象本管が滞水地盤にあったらどないすんのや?

 このままではガイド管内へ地下水および土砂が流入し、コア削孔なんかしとる場合ではない。(注入、注入、闘魂注入・・・?)
 グッドモールでは薬液注入工カバーグラウト工と称す)に必要な
機材を標準装備しているんです。
 ここに薬液注入といえど、一般の広範囲にわたる地盤改良でいう注入とはチョイト違います。
 カバーグラウト工は取付対象本管とガイド管の接触部分の止水が目的であって薬液の拡散を極力抑え、かつその効果を最大にしなければなりません。そのためガイド管に近接するかたちで注入ロッドを挿入します。(取付管推進距離がよほど長くならないかぎり別途ボーリングマシンを使用することはありません)。
 使用薬剤は瞬結型。止め送り(数秒間送液しては数秒間止める)等、チョイトした技術を使って確実に止水します。
カバーグラウト工
■なんつっても立坑側からできちゃったりするのがいいよねー!
さすがに26mもあるとボーリングマシン活用する!
(「そりゃー、そのほうがええ!」)
番外編[坑口防護注入]
 通常、坑口防護注入は完了しておるのですが、鏡切断したら噴いてきてウチラが、も一度施工せにゃならんときもある。(「最初っからウチラにやらせてくれりゃーええのに!」)
カバーグラウト工注入剤標準配合(溶液型瞬結)
A液 JIS3号珪酸ソーダ 100 ℓ 200 ℓ 400 ℓ
100 ℓ
B液 アロンSR-USⅡ 23 ㎏ 200 ℓ
191 ℓ
アロンSR-USⅡ JIS3号珪酸ソーダ

[4]「本管コアを削孔する」の項

 本管コアの削孔については、対象本管の管種によりホルソーだったり、ダイヤモンドコアビットだったり使用機材の多少の違いこそあれ、施工時間・安全性・確実性等他工法の比較の上でも似たり寄ったりであろうと思われる。んがしかし・・・・

 取付対象本管が塩ビ管の場合はホルソーで削孔した後どうしてもバリ(切断面のガサガサ)が残るんです。これをチョイトした道具でシャキーッと取っちゃう。切断面をキレイにするのだ。
 (グッドモールでは小口径塩ビ本管へは圧着支管が主流になってるから当然といえば当然やな!詳しくは次項でね!)

[5]「支管・塩ビ管を挿入し接合固定する」の項

 耐震・免震などの機能を付加した支管の開発や取り付け方法の開発で各工法が競っています。以前は非開削で取り付けられるというだけで良かった時代もありましたが、現在はその接合部の品質(強度および防水性能見ための秀麗さ)をいかにあげるかに工法の存亡がかかっておる。
(と地研開発考えておる)
 以下、グッドモールの真骨頂である「
圧着支管」による支管接合を大々的に述べることとする。(心臓がドキドキ、ワクワクしてきた。キャハッ!!)

 まずは、圧着支管の接合とはどのようになっているんでしょうか?

 上記4枚の写真は同一路線上(φ250の塩ビ本管にΦ150の圧着支管を接合したもの)で取り付けた中から適当に選んで掲載したものです。(右は上のを部分拡大したもの)
上記写真はヒューム管に圧着支管を接合した事例
ヒューム管(Φ250~400程度)への接合についてはその厚
みに対してどう対処するかという点に課題が残り、施工する側
に特殊な技術が必要で一般的に普及するにはモチョット時間
が必要かな?と思いきや…いつの間にやらHP本管でも標準
になっちまったです、ハイ!

ヒューム管への圧着については下水道展でもチョコッと見
せたような方法以外に2,3現在開発中どえす。
(なんつっても廉価で簡単確実なものでなければなりませんも
の!)

とまあ、こんなふうになるんです。が、まずはじめに圧着支管の適用範囲を明確にしておかなくちゃなりません!

(1)取付用の圧着支管はφ100、φ150であること。
(2)取付対象本管
が塩ビ管の場合は、管径がφ150(φ100取付だけ)、φ200・φ250・φ300までとすること。(新設・既設も問いません。またφ300以上についてはお問い合わせください)
(3)取付対象本管がHP管の場合は、管径がφ250~φ1000までとすること。(新設・既設も問いません。またφ1000以上についてはお問い合わせください。)
(4)取付角度が
鉛直から30度まで、また、布設距離が6mまでを標準施工の範囲であること。(既設本管の場合は流量・その他施工条件等によって可・不可が違ってきますのでお問い合わせください)

 取付管というものの性格(各家庭やら集合住宅等からの引き込み)から圧倒的にφ150での取り付けが多いのです。また、下水道本管についてもその径がφ300以下のものがやはり多いのです。施工の初期段階では圧着用特殊支管を手作業でひとつひとつ加工しておったんですが、こう施工依頼が多いんじゃ(チョット自慢やね!)メーカーに中量生産願うことになったんやな(大量にとも思ったんやが、なんせ施工する側の人数にも限界がある。でも最近は徐々に施工会社が増えてきてるんや!うれしいこっちゃね!)
 推進角度については15度を超えて水平に近い角度に至るまで、推進機が反力を要するという点において立坑もしくは簡易ピットを必要とします。支管を加熱後数十分で圧着という工程をこなすには立坑内からでは若干無理が生じるのと、加熱した支管の先端部が本管内の汚水に触れてしまいその機能を損なってしまうのです。
 等々、対費用効果・コストダウン及び装備の汎用性の観点からいって限定してまーす!(えーい、努力してます。ガンバリマス!)

 φ100の取付の場合、φ150で圧着して異形ソケットにてφ100の塩ビ管を立ち上げるコトを地研開発では勧めています。(もちろんそのまま圧着接合で施工する場合も少なくありません。あくまでも設計次第やね。)
 

圧着支管の接合手順

ガイド管の推進・カバーグラウト工・管内排土・コア削孔完了後、以下の手順で圧着支管の接合を行います。
 圧着用特殊加工支管を膨張体(パッカー)の所定の位置で固定し先端部を加熱します。
 加熱(10分程度)完了後、設置したカメラで監視しつつ圧着支管を挿入します。
 挿入確認後、いったんパッカーの水を抜いてパッカーを落とし込みます。
 (アルミホイールが巻いてあるのはパッカーのゴムを熱による劣化から防ぐためです)
 圧着支管の先端部の拡がりを(圧着状況)を確認しつつ、パッカーに注水し膨張させます。
 5分程度膨張状態を維持したら、パッカー内の水を抜いてパッカーを通常状態に戻し、撤去して圧着完了っと!
 この一連の施工手順及び施工に使用する機器を
「ジャストフィットシステム」と称しちゃうんです。
(キッチリ、カッチリ、ピッチリ、シャキッと取り付けちゃうという意味やね!)
[ジャストフィットシステム]
加熱ヒーター制御盤付膨張水タンク
(定量定型で膨張させるためエアーではなく水を使用する)
圧着支管用特殊膨張体(パッカー)
(上部金網で巻いてある部分が神秘的やね!)

〔圧着支管〕
塩ビ本管用
支管はφ100とφ150の2種類
対象塩ビ本管は、
φ150(φ100のみ)
φ200、φ250、φ300を標準としています
本管径がφ350以上については要問合!
HP本管用
支管はφ100φ150の2種類
対象HP本管は、
φ150~φ1000
本管径がφ1000を超えるものについてはについては要問合!

 それと…あの~…
φ200~φ500の取り付けもビシビシッーっとモルタル充填方式で施工してますからお忘れなく!
下段参照願いますっ!
ちょいとびっち・・・・
 開削で施工する現場に出会うことがあるわけやけど、水ポンかけかけ、ジャブジャブ掘って本管下まで掘り下げてボンド塗りぬり番線巻いて漏水の心配するよりも、開削による取り付けでもジャストフィットシステムつこうたらええのに・・・・と思う今日この頃でした…

塩ビ本管(φ350以上)及び
圧着施工対象以外(HP、推進管、シールド、人孔等)への取付

左記システムは(区別のためパーフェクトコネクションシステムと称する)加熱ヒーター設備を除いた従来から使用してきた膨張体(パッカー)の改良型です。
HP管への取付はこのようになるという事例
(展示会用に製作したものですが実施工でもこんなもんです、ハイ。施工現場において管径・管厚を考慮してその場で支管に加工を施しているのは言うまでもありましぇん!
φ1800HP管にΦ200の取り付けを施工した事例
(実は、関係者が見ればすぐ分かることですが、人の手で接合部の仕上げがなされています。充填モルタル注入にあたり補強の意味でパッカーが設置されています。通常はこの状態で補強モルタルを充填し硬化後にパッカーを撤去します)
φ350以上の塩ビ本管への接合は接着剤による接合後に接合部に無収縮モルタル剤を投入します。支管は市販・流通しているものを加工して使用します。
(左記写真は圧着からの転用ですが、このようにパッカーをかけてモルタルが本管内へ流入しないという意味で載せています)

[6]「ガイド管と塩ビ管との空隙を埋める」の項

 地上発進による取付管の場合は、
支管接合完了後に取付部が覆われる程度の量(20リットル程度)の無収縮モルタル剤を投入し、川砂にて空隙を埋めつつ
ガイド管を引き抜き撤去します。そんでもって一丁あがりっと!

無収縮モルタル剤として通常[プレユーロックスFS]を1袋使用します。(管径・角度により2袋使用の場合あり)

一丁あがり状況
水締めしてガッチリ埋め戻すため川砂・洗砂を使用するようにシヨウ!

 立坑内発進による取付管の場合は、
ガイド管は原則として残置。パッカーを設置した状態で水とベントナイトとセメントを混和したものを空隙に投入します。(半日程度放置し、硬化後にパッカーを撤去します)

200リットル当たりベントナイト1袋、普通セメント2袋を使用。

くどいようですが、再度一丁あがり状況


「その他モロモロ」&「まとめ」の項

 これまでウーダカーダ言うてきましたが、その内容・説明方法等において「煩雑かつ要領を得ないじゃないか」というご批判もチョコッとあろうかと推察いたします。そこでここに語数を極力制限いたしまして再度確認させていただくことといたしましょう。
 グッドモール工法は取付管推進を標榜するするものであって力ずくでグイグイ突き進むものではありません。施工者の技術・能力に負うところが多いわけですが、水力切削と泥水吸引により埋設物有無の確認のうえ推進していくところにその特徴があります。この施工方法によれば宅地側に立坑が用意できない場合であっても(推進機を設置できるスペースが確保できないような場合であっても)本管側立坑から推進した上で宅枡側は推進機なしで取付推進が可能となります。(いわゆる「縦・横・縦推進」・・特に、宅地側からの推進(上記の縦〔宅枡設置等〕は、ナイスモール工法として独立して扱うようになっています…)・コレだけでは説明不足と思われますが、結構施工例が多いのです。詳しくはお問い合わせください)

 グッドモール工法の推進機はその小型化を誇るとともに推進力よりも引抜力にウエイトをおくとともに、推進角度設定の中心軸がガイド管の芯と一致させてあります。このことは予期せぬ状況への対処を念頭において設計されているということです。

 グッドモール工法では支管接合部の止水注入「カバーグラウト工」に必要な機材を標準で装備しております。この工程を別途発注することと比べればコストダウンにつながることはいうまでもありません。
 グッドモール工法の一翼を担う[ジャストフィットシステム]は対象本管を限定して採用されてはおりますが、宅枡からの取付管という意味もあり、これまでの受注件数等を考えましてもご理解を頂いているものと考えております。当然のことですが「ジャストフィットシステム」が最終段階ではありません。「新しい技術の開発・施工」地研開発
のモットーです。特殊な工事依頼につきましても「これぞ良き機会!」ととらえ創意と誠意を持ちまして対処してまいりました。今日より、また一歩前進すべく技術開発と施工に取り組んでまいります。












(・・・・・・・・・・・・・・・・・・つまらん。・・・・言い方が・・・・・・つまらん!!)
再度、チャレンジ!!
 チャッコイ推進機で、水力切削・泥水吸引。先掘りかけて埋設物確認。なーんもなければ圧入圧入。注入やって水止めて、φ200の塩ビ本管にφ150の取付だってさりげなく施工。困ったときの地研開発頼み、なんかあったらいつでも連絡してこんかーーーい!!・・・・・(やっぱ営業時間内に願います、ハイ!)
 多所懸命で命がいくつあっても足らないグッドモール工法解説研究会解説主幹の当ホームページ管理者と体力がないため半所懸命にならざるを得ない同研究会解説部解説課解説副主任副代理補佐の当ホームページ制作者でした、ハハッ!

                                  以上













んが、しかし・・・まだ終わらせないぞーー!!(ヌハハッ!)
「グッドモール工法解説研究会」からのお知らせ
 弊会では(こんな言い方があるんかい?閉会するんやないやろな!)、工法の更なる普及と浸透を円滑にするために、できるかぎり「正確で分かり易い工法説明」をモットーに知識・情報の伝達および収集をめざし、会員を募集することになってしまいました。(現在、地研開発の社長及び取締役を入会させるべく説得中ですが、どーも乗る気じゃないみたい!)
 知りたいこと気がついたこと等どんな内容でも
気軽に話しながらグッドモール工法をより深く知っていこうというものです。(8割がた真剣、2割竹光)

入会必要条件
(「入会意思表示」付メール頂ければ必要十分条件)
  • 18歳以上の人類(性別・性格は問わず)
  • 年会費0円を心底信じられる方(タダより高いものはないぞー!恐ろしいかもしれんぞー!)
  • 極寒のギャグや目を閉じて沈思黙考しても理解できないようなヒューモアであっても文句たれずに会話可能な、こーころ広きひとーーっと!
  • 名称使用差止請求があった場合、即「ハイ、当然です」と対応する優柔不断な態度をご理解頂ける方
 上記4点に適応もしくは了承し、かつ、お暇な方は[お問い合わせの]ページから当ホームページ管理者か制作者宛にメールにて若干の入会意思を表明のうえ(「入会してあげよう」とか「入会してほしい?」とかなんとか)送信ご連絡願います。
「ここまでキッチリ観てるひと、おるやろか?」
ま、とにかく長々とお付き合い願いましてありがとうございました。


以上   
ホントにここまでなんです! 
       (
「うーん、ひっじょーにさみしーーっ」
        と後ろ手まわして耳をかく・・・・・・・制作者であった

事業内容[グッドモール工法]